100均ダイソーのピカちんキット夏の実験キットを使って、スティックアニメの工作と実験をしました。
スティックアニメってなんだ?
って感じなんですが、棒状の物に描いたイラストを回転させることで、人間の目が認識できる物の速度とか、アニメーションのしくみとかを研究できるみたいです。
なんだかよくわからないですか?
私もわからないです。
んー、ま、やってみましょう!
アニメで自由研究理科の工作
今回の工作実験は、ダイソー×ピカちんキット夏の実験キットから、「スティックアニメをつくろう」です。
対象年齢は10歳以上。
キットの内容は、
・スティック 1本
・用紙 1枚
・解説書 1枚
ちょっと少なめな内容ですが、用紙にはあらかじめ絵が描いてあるので、第一段階はサクッとできそうな感じかな。
スティックは、直径約25mmの塩化ビニル樹脂製。
ホームセンターにある排水管とか、そんな感じのやつです。
キット以外で準備するものは、
・のり
・輪ゴム 4本
・はさみ
・色鉛筆やペンなど
・ペットボトルのキャップ 2個
色鉛筆やペンは、自分で絵を描いて実験する時のために必要。
オリジナルの絵で実験しないなら不要ですが、やったほうが絶対面白い!
絵が苦手なら図形でもシールとかでもOK。
では、スティックアニメ作っていきましょう〜!
スティックアニメ作り方
1. 用紙をハサミでカットする
写真では2つに切っただけになってますが、実際は斜線の部分はいらないです。
2. のりをつけて筒状にする
私はスティックに巻きつけながらやりましたが、筒状にしてからスティックを中に通してもいいです。
3. スティックの端に、輪ゴム2本を2重に巻きつける
4. 反対も同じように輪ゴム2本を巻きつける
この輪ゴムは後ではめ込むペットボトルのキャップの固定用。
5. ペットボトルのキャップをねじりながらスティックに取り付ける。
ペットボトルのキャップのサイズに合わせて、輪ゴムの本数を増やしたりして調整します。
6. 完成です!
工作はめちゃ簡単でしたね。
で、これがどうなるのかな?
目が認識できる速度とは?
キットに付属の説明書によると、実験はこのスティックをクルクル回すとのことなので・・・。
ペットボトルのふた部分に指をかけて、素早く下に動かすと回る・・・?
えっと、コロコロ転がるだけなんですが?
ちょっと苦戦しましたが、何回か挑戦しているうちに、コツをつかんできました。
スティックを回そうとするんじゃなく、キャップを下に素早く引き下げる(キャップを指で回し開けるイメージ)で動かすと、スティックが回転します。
スティックのことはいったん忘れて、キャップを回すことに集中してみてください!
ただし、スティックはどこに飛んでいくかわからないので、広いテーブルでやりましょう。
動画撮ってみました!
回ったー!
で?
スティックは回ったんですが、それがなに?
って状態で、最初意味がわからなかったんですよねー。
解説書には、右側の絵だけが回って見えると書いてあるんです。
言ってることがよく・・・?・・・!!。
ああ!
回るスティックを観察してて、ようやくわかりました。
スティックが回ってるだけだと思ってましたが、よく見ると指で回した側のイラストだけ見えてる!
え?そうなの?と思った方は、上の動画をもう一度見て確認してみてくださいね。
スペースシャトル側に指を置いて回しているのでスペースシャトルのみが見えてます(ちょっとわかりにくいけど)。
宇宙飛行士側を回すと宇宙飛行士のみが見えます。
動画は回し方がちょっと遅いので、チラチラっと反対側の絵も見えますが、もっと早く回転させられれば片方だけしか見えないはず。
解説によると、スティックの右側と左側とで回転の速度が違うからこのような現象が起こるらしいです。
スティックの右側を回転させた場合、右側は大きく外側を回るから回転速度は遅く、左側は小さく内側を回るから回転速度が速い。
人間の目が認識できる物の動く速度は約0.03秒と言われているので、ゆっくり回転する右側の絵だけが見える。
ふーん。
理屈はわかったけど、右が大きく、左が小さく回ってるっていうのがわからん。
スティックの真ん中の黄色いとこを中心に左右同じように回ってるように見えるんだけどなー。
ダンナは目の錯覚とかいうんだけど、そうなの?
自由研究実験100均キット
キットには自由に絵が描ける用紙もついてるので、イラスト描きました(ダンナが)。
宇宙イラストを外して、こっちを巻きつけて完成。
回してみると、線が細くてよく見えん!
ってことで、線を太くして色鉛筆で色をつけて。
はい、くるくるー。
グーチョキパー。
おもしろーい。
これは、アニメーションのしくみがわかる実験にもなるのかな?
アニメのしくみとは、動きのあるイラストの場合、絵と絵の間を残像効果という機能で補って連続した動く絵に見えるというもの。
スティックアニメの場合は、回転が早くて複雑な絵だとよく見えないので、単純な絵の方が良さそうですね。
絵の数は3つじゃなくてもいいので、虹色を一つづつ増やしていくとか、丸を位置をずらして描いて弾んで見えるようにするとか。
スティックを長くしたり、太くしたりするとどうなるんだろ?
興味は尽きませんね。
アニメ自由研究のまとめ
ダイソーの100円実験キットはまだまだたくさんの種類があります。
⇒ ダイソーのピカちんキット2019夏の実験キット紹介はこちら
100均の商品を使って工作実験をしてみた記事やキット紹介はこちらのまとめから読むことができます。
工作も実験も簡単で、オリジナル作品も作りやすいスティックアニメ。
アニメーションのしくみを研究するのかと思いきや、人の目が認識できる速度の研究だったとは!
ネットでざっと調べてみた限りではスティックアニメという方法での工作と実験は見つけられませんでした。
単純な実験ですが、同時にアニメのしくみも勉強できて面白かったです。
興味がわいたらじっくり調べて研究を深めてくださいね。
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