100均ダイソーの実験キット「立体万華鏡をつくろう」で工作してみました!
3D万華鏡とか箱型万華鏡とかラビリンスボックスとか呼ばれているもので、立方体の中に広がる3Dの幾何学模様の世界がなんとも美しいです。
ちょっと調べてみたところ、通常の作り方よりやや簡易なようです。
でも合わせ鏡の仕組みを見て確認するには十分!
夏休みの自由研究のネタが思いつかない時に試してみるのもいいかもしれませんね。
オリジナル模様や多面体にしたらどんな模様ができるんだろう・・・などなど、興味もわいてくるかも?
立体万華鏡キットをダイソーで購入
毎年ダイソーから出ている小学生向けの工作実験キットシリーズ。
2018、2019年は、人気アニメピカちんキットとのコラボ商品です。
⇒ 2019年に見つけたピカちんキット夏の実験キットはこちら
今回工作するのは「立体万華鏡をつくろう」です。
対象年齢は10歳以上。
万華鏡は子どもの頃よく遊んでましたが、立体ってなに?
ってことで買ってみました。
箱の中身は、
・ミラーシート 6枚
・解説書 1枚
えっ、こんだけ?少なっ。
とは思いましたが、普通にダイソーでミラーシート買っても100円だし、あらかじめ切ってあるし、解説書もあるしってことで納得です。
(しかもこの後ダイソーでミラーシート探したんだけど見つけられなかった・・・)
キット以外で準備するものは、
・はさみ
・定規
・セロハンテープ
・製本テープ(黒)
・油性ペン
・カッター
・カッターマット(5mm方眼目盛のあるもの)
さらに
・カラー油性ペン
があれば色付きの幾何学模様が楽しめます。
ウチにはたまたま製本テープがありましたが、色は白。
カッターマットも1cm方眼のもの。
ですが、問題なしです。
製本テープを使ってみてわかったんですが、粘着面が銀色。
万華鏡を作るってことを考えると、遮光のために製本テープを使うんだろうな(多少の反射もあるかもだけど)。
ってことは、光を通さなければいいので黒いビニールテープでも大丈夫だし、セロハンテープで固定した後黒い紙を貼ってもいけると思います。
カッターマットも、いらない雑誌や段ボールで代用可能。
5mm方眼は位置の目安なので、あらかじめ測って目印をつける一手間を増やせばOK。
足りない分は工夫でクリアしましょう!
では、立体万華鏡作ります!
立体万華鏡の工作 作り方は?
1. ミラーシート(表面が上)3枚をカッターマットに並べ、セロハンテープで固定する
方眼がある場合は方眼に合わせましょう。
鏡についている保護シートは付けたままで!
2. 定規と油性ペンで5mm間隔に線を引く
線の引き方は解説書にも書いてありますが、左から5mmのところと右上から5mmをつなぐ、それを5mmずつずらして同様に線を引いていくとこんな模様になります。
※油性ペンの線は後でカッターでなぞる時の目安なので、この工程は省くこともできます。
3. 油性ペンで引いた線をカッターでなぞる
定規やカッターによっては滑ることもあるので気をつけて!
ミラーシートにキズをつける程度の力加減でOK。
力加減がわからない場合は、次の4の工程を先にやるのがおすすめです。
保護フィルムを付けたままカッターでなぞるので保護フィルムが細切れになります。
これを後から剥がすのは大変そうな予感・・・。
ということで、ここで上からセロハンテープを貼っておくと一気に剥がせて楽チン!
4. 残りのミラーシート3枚の角を10mmの位置で三角に切り落とす
カッターでもはさみでもやりやすい方で。
ここでどれくらいの力でミラーシートが切れるのかがわかるので、工程3より先にしてもいいかも。
6枚のミラーシートの加工が終わりました。
5. 模様をつけたミラーシートを模様が向かい合うように合わせ、(ひっくりかえして)裏側からセロハンテープでとめる
ミラーシートの間は1mmほどのすき間をあける。
6. 箱型にして残りの1辺も裏側からセロハンテープでとめる
ちょっと難しいですが、ここも1mmほどのすき間をあけてとめます。
7. 残り3枚のミラーシートも、落とした角が向かい合うように合わせて裏側から製本テープを貼り、箱型にする
こっちは光が入らないようにするので、製本テープを使います。
これも1mmほどのすき間をあけておく。
8. 保護フィルムを全てはがす
模様をつけた面のフィルムが残ってしまったら、セロテープを筒状に丸めてチョンっと軽く触れば取れます。
ミラーシートって思った以上にちゃんと鏡でびっくり。
9. ふたつを組み合わせて残りの辺を製本テープで貼り合わせて、 完成〜できました!
箱を組み立てる時、セロハンテープを貼った隙間部分を製本テープでふさがないよう気をつけましょう!
ここをふさぐと、せっかくの光のラインが短くなっちゃいます。
中はどうなってるんでしょうね〜。
ワクワクしながらのぞいてみると・・・。
100均の自由研究は小学生向けだけど楽しい!
出来上がった立体万華鏡の三角ののぞき穴の中は複雑に入り組んだ幾何学模様が浮かび上がる世界。
なるほど、ラビリンスボックスと呼ばれている理由はこれか。
実際に目で覗き込むと、上の写真より中に広がる世界がもっと広く見えます。
まさに迷宮。
通常の立体万華鏡は、ミラーシートの裏側からキズをつけて薄くなったところから光を取り込む作り方なんですが、ダイソーの立体万華鏡は合わせたミラーシートの間にすき間を作って、そこから光を取り込む方法です。
なので、中心の光のラインがくっきり太いのが特徴かな。
やや簡易バージョンといった感じですが、合わせ鏡がどういうものかといった特徴はよくわかります。
ちょっと視線をずらして下の方を覗くとどこまでも続く光の迷宮。
うーん、100円で作ったとは思えない世界だ。
ここで、万華鏡っていうからには、中にキラキラしたものを入れてみたらどうなるんだろう?
という好奇心が湧いてきまして。
ビーズなどがなかったので、キラキラのカラータイを細かく切って入れてみました。
あー、こりゃ失敗だな。
普通の万華鏡はキラキラが狭いケースの中でかたまってるから模様のように見えるわけで、キラキラが箱のあちこちに散らばったら意味がない、そりゃそうだ。
しかも中でセロハンテープにくっついてしまって取り出すのも大変でした(涙)。
まあ、失敗も実験のうちってことで。
気を取り直して、解説書に書いてある幾何学模様に色をつけるってやつをやってみることに。
解説書にはカラーの油性ペンで、箱に貼ったセロハンテープ(すき間のところ)に色をつけるとあるんですが、カラーペンが無い。
家をウロウロしてて、目に付いたのがさっき失敗したカラータイ。
これ、反射させればいけるんでない?
光を入れないと意味がないので、セロテープ部分のすき間はふさがず、光が反射して箱の中に入るように箱の辺に沿って貼り付けてみました。
結果は・・・。
いやーん、きれい〜。
これで、色も反射するってことがわかりましたね(笑)!
この後、ネットで調べた一般的な作り方のように外から模様を彫れないのか、試してみました。
アクリルカッターってやつを使うとガリガリっと削れるらしいんですが、普通のカッターでは傷がつくだけで、無理そう。
こんな感じで表面を切り、ペリッとはがすことはできました。
この方法で適当に模様を作ってみたんですが、よく見ると剥がしきれてない部分がいっぱいありますね。
中はこんな感じに見えます。
剥がしきれてない部分がムラになってますが、これはこれで版画みたいで面白いかも。
あと、写真を撮る場合は、デジカメよりスマホの方がレンズが近くまで届くので、箱の中を広く撮ることができます。
ただし、ちょっとピントが合いにくい・・・。
カッターで削る模様を変えるとどんなラビリンスが広がるのか、興味が湧いてきたらミラーシートを買っていろいろ試してみるのも面白いですね。
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あー楽しかった!
立体万華鏡キット工作まとめ
⇒ ダイソーのピカちんキットのその他の夏の実験キットはこちら
当ブログ内の100均商品を使った自由研究関連の記事は、こちらのまとめから読むことができます!
3D万華鏡やラビリンスボックスなんていうものを知ったのも初めてで、作ったのももちろん初めてですが、楽しくできました。
思った以上の美しい世界にびっくりです。
これで興味が出ればオリジナル模様に挑戦したり、理系だと多面体になればどう映るのかとか、合わせ鏡の角度によって見え方が変わるのとか、いろいろ疑問が増えてくればしめたもの!
自由研究楽しんでくださいね。
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