こぼれた水や洗面・お風呂の水滴に吸水タオルや吸水スポンジって使ってますか?
吸水性に優れたPVA素材のグッズは、キッチンや冬場の窓の結露などにも大活躍。
100均にもいろんな種類のタオルやスポンジがありますが、正直どう違うのかよくわからない・・・。
そこで今回は、3種類の吸水グッズを比較してみました。
吸水量と拭き残しの実験、使いやすさ、マイナスポイントなどを私目線でご報告いたします。
100均の吸水スポンジは片手で使える
今回比較するのはこちらの3種類の商品。
まずは、それぞれの特徴やサイズなどをサクッとご紹介。
吸水スポンジ【キャンドゥ】
キャンドゥからは、雲形がかわいい吸水スポンジ。
サイズは、6.5×10×厚さ2cm。
手のひらサイズで持ちやすく、片手で絞れるので手早くささっと使えるのがお気に入りポイント。
目の細かいスポンジで柔らかすぎす程よい固さ。
マジックタオル【ダイソー】
吸水タオルはダイソーのマジックタオル。
PVA素材のタオルで、セリア・キャンドゥにも同様の商品はあります。
サイズは、30×30cm。
洗った食器置きや布巾としても使いやすいサイズ。
こちらも目の細かいスポンジ素材ですが、薄い布状なのでとても柔らかくて軽いのが特徴。
ただし、水を絞る時はねじらず握るようにしぼる必要あり。
ふきあげクロス【ダイソー】
本来は車用のクロスですが、水泳用のセームタオルと同じだから吸水力はバッチリなはず、と使ってみたらやっぱり素晴らしかった。
セリアにもあります。
サイズは、32×43cm。
大判でしっかりした生地なので持ちやすいですが、たたむと厚みがあるので手が小さいとか力の弱い方はやや絞りにくい。
スポンジ状の生地ですがフワフワ感はなく、滑りにくいので拭くというより押さえる使い方がいいのかな。
吸水タオル 100均マジックタオルはたっぷり吸水
吸水って名前がついてるからには、どれくらい水を吸うのか気になりますよね!
ということで、実験やってみました。
PVA素材の吸水タオルやスポンジは乾いた状態では力を発揮できないんですよね。
だからパッケージでも濡れた状態で売られてるんです。
条件を同じにするため、たっぷり水に浸してからぎゅーっと絞って実験スタート!
吸水量実験:水100ml
用意したのは同じトレーに入れた100mlの水。
なんかすでに見るからに体格が違う1個、負けそうな気配もしてますが・・・
ぽちょん!
ブルーのふきあげクロスはぐんぐん水を吸い上げてます。
ほんの数十秒でほぼ水がない!
イエローのマジックタオルも負けてません。
あっという間に水がなくなっていく。
がんばれ、雲形スポンジ!
吸水スピードはさほど変わらないけど、まだ水は残ってるぞ。
残念ながら、雲形吸水スポンジはここで飽和状態。
水が残ってしまいました。
残った水を測ったら30mlほどだったので吸水量は70mlくらいでしょうか、3つの中では一番少ないということになりました。
まあ、見るからに小さいので予想通りかな。
ふきあげクロスは完璧に吸水完了。
マジックタオルはまだ周りに少々残ってるので、吸水スピードはふきあげクロスの方が早かったってことかな。
このあと、それぞれのタオルでトレーの中を拭いてもまだタオルには余力あり。
吸水量実験:水50ml追加
さらに水を50ml追加しました。
ふきあげクロスはほぼ飽和状態。
マジックタオルはもうちょっと余裕あり。
サイズはふきあげクロスの方が大きいんですが、吸水量はマジックタオルの勝ちという結果になりました。
吸水量はマジックタオル
あくまでも家庭でのざっくりした実験なので正確じゃないですが、吸水量での順位はこうなりました。
1位:マジックタオル
2位:ふきあげクロス
3位:吸水スポンジ
吸水スピードはふきあげクロス
吸水スピードは、ふきあげクロスが早かったです。
が、吸水スポンジもマジックタオルもあっという間にぐんぐん吸い上げてたので大差はないと思われます。
拭き残り実験
お次は、スプレーで吹いた水を窓ガラスの結露に見立てて、拭き残り具合を比べてみます。
金属トレーに霧吹きでプシュプシュっとやって、
スポンジやタオルでスーッと一度だけ拭き取ってみます。
まずはふきあげクロス。
金属トレーが傷だらけで見えにくくてすみません・・・小さ〜い水滴は残ってるけど、ほぼ完璧。
次、マジックタオル。
ふき取れてはいるんですが、ふきあげクロスに比べるとやや水滴が残ってますね。
次、吸水スポンジ。
マジックタオルとほぼ同じ感じ。
拭き残し実験はふきあげクロスの圧勝
1位:ふきあげクロス
2位:マジックタオル・吸水スポンジ
ふきあげクロスは、ほぼ水滴残りなしでダントツトップでした。
他の2点も写真はどアップで撮ってるので水滴は多く見えますが、肉眼ではほぼふき取れてますっていうレベルです。
プラス1往復ほどですっきりきれいにふき取れるので、十分満足できるレベルですよ〜。
セームタオル 100均でもかなり優秀
吸水・拭き残し実験と、実際の使い心地や欠点などを総合的に判断して、わが家独自のランキングにしてみました。
1位:ふきあげクロス(セームタオル)
吸水量ではマジックタオルにやや劣りましたが、大差はないし、一発で拭き残しがほとんどない吸水力は素晴らしい!
わが家ではお風呂の水滴取りや窓の結露に大活躍中。
ただし、数日使わず放置すると硬くなって吸水しにくくなるので、たまにしか使わない場合はケースにいれておくこと。
<使用おすすめ場所>
・風呂や窓の結露など水量が多いところ
・洗車後の拭き取り
<欠点>
・窓など濡れている状態だと滑るが、水滴が少ないと滑りにくく拭きにくい
・たたむと厚みがあるので、絞るのに力が必要
2位:吸水スポンジ
吸水量が少なかったのに2位?とお思いでしょうが、スポンジの良さはその使い勝手!
片手で拭いて片手で絞れるので、手軽にササッと使えるのが最大の魅力。
例えばキッチンだと、右手でお皿を持ったまま左手でびしょびしょの調理台をサッと拭いてぎゅっと絞ってポンっと置いて、お皿をきれいな台に置ける、そんな感じです。
見た目も可愛い雲形なので、目につくところに置いてても気にならないのもいいです。
吸水量が少ないのでお風呂場で使う場合はこまめに絞らないといけないんですが、片手で拭く絞るができるので私はさほどストレスにはならないけど、ダンナはめんどいらしい。
<使用おすすめ場所>
・キッチン・洗面所などの水量の少ないところ
<欠点>
・吸水量は少なめ
・丸一日放置すると端っこが少し硬くなって使いにくくなる
3位:マジックタオル
3位になってしまいましたが、悪いってことじゃないですよ。
あくまでも「わが家の場合は」です。
3位になった最大の要因は、乾燥しやすいってことなんです。
半日ほどでカピカピしてきて、1日使わないでいるとガチガチに乾燥して吸水しなくなります。
PVAタオルはそんなもんではあるんですがちょっと早すぎる。
いざ使いたいときに水に浸して柔らかくしてから絞って・・・ってやってられない。
1日で何度もこまめに使う場所か、家中をこれ一枚でまかなうような使い方じゃないと使いづらい。
使い方は人それぞれなので、お家によっては使い勝手抜群!かもしれません。
実際、人気商品ですし。
吸水量も多く、柔らかくて絞りやすいのはいいところ。
<使用おすすめ場所>
・キッチン・洗面所・お風呂・窓の結露など
・水量が多いところも少ないところもオールマイティに使える
・食器拭き
<欠点>
・乾燥しやすい
・タオル状なのにねじって絞ってはいけない
・やや耐久性に不安あり
乾燥したPVAタオルの注意点
PVAタオルやスポンジは、1日〜数日使わずにいると乾燥してカチカチになり吸水しにくくなります。
水に浸して柔らかくしてから絞るとまた使えるようになりますが、その手間が意外とめんどいので、使う場所や頻度によって選んでみてくださいね。
あと、カピカピに乾燥した状態で折り曲げたりすると割れることもあるので注意しましょう!
100均吸水スポンジ・タオルまとめ
窓の結露やこぼした水分を素早く拭き取るのはもちろん、お風呂場やキッチンは使い終わったら水滴を拭き取っておくとカビや水アカの防止になります。
PVAタオルがあると簡単にすませられて便利ですよね!
軽くてかさばらないのでキャンプなどのアウトドアでも活躍しますよ〜。
今回比較した商品はどの100円ショップでも類似の商品が見つかるはず。
しかも全部100円!
家でも外でも、使う場所や頻度に合わせて使いやすそうなものを選んでみてくださいね。
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