ここ数年の私の夏の恒例行事となっている大人の100均自由研究、今年はクリスタル作りに挑戦!
使ったのはダイソーのサイエンスキットで「キラキラクリスタルをつくろう!」です。
たった100円でクリスタル、作れちゃいました。
ちっちゃいけどねー。
予想以上にいい形に出来上がりましたよ。
今回はクリスタル育成方法を手順を追って写真付きでご報告。
さらに、出来上がったクリスタルを核にしたらさらに大きくなる?も追加実験してみました!
クリスタル育成キットも100円!
ダイソーの2020年自由研究キットの中から選んだ「キラキラクリスタルをつくろう!」。
キット内容はこちら
・リン酸二水素アンモニウム
・説明所
これだけ?
はい、これだけ。
だって100円だもの。
とはいえ、リン酸二水素アンモニウムなんてどこで売ってるのかすらわからないモノ(薬局?)を少量だけ100円で買えるんだから、おうち実験を気軽に楽しみたい私にはすっごいありがたい。
そして、説明書は作り方だけじゃなく、クリスタルのできる仕組みなどの解説もしっかり書いてあります。
用意するものリスト
自分で用意するものはこちら
・湯
・計量カップ
・割りばし
・タオル(厚手のハンドタオル)
・輪ゴム
・耐熱容器(直径5cm以下のもの)
・ベース
ベースはクリスタルの土台となるもので、なくても育つけどあったほうが大きく育ちやすいらしい。
陶器やガラス、金属など水に沈むもので上部が平たいものが向いています(消しゴム・おはじきなど)。
私はその辺に転がってた不要な赤い金属片を使用。
耐熱容器はジャムのビン。
直径は5cmちょいだけどまあいいでしょう。
80℃以上のお湯を入れるので薄いプラカップなどを使う場合は耐熱温度を確認しておきましょう!
結晶を育てる場所は、温度変化や振動が少ない場所が適しているそうです。
リビングはエアコンで昼夜の温度差があるし・・・廊下?玄関?洗面所?
廊下の蹴っ飛ばされないところに置いとくか。
では、実験開始!
クリスタル育成準備
1. リン酸二水素アンモニウムをひとつまみ取り分けておく
これがクリスタルが育つ核になるので忘れないように!
2. 用意したビンに80℃〜98℃の熱湯70mlと、リン酸二水素アンモニウムを入れる
熱いので火傷に注意しましょう!
3. リン酸二水素アンモニウムが溶けきるまで割りばしで素早くしっかり混ぜる
結構混ぜたけど、お湯が濁ってるってことは溶けきってないんだよな・・・
さらにまぜまぜ・・・
2分くらい混ぜてやっと透き通ってきた!
4. ベースを沈める
ベースが崩れてないか、泡が出てないかチェック!
5. ビンに厚手のタオルを巻いて1時間ほど冷ます
ゆーっくり冷ますのが成功のポイントらしく、クーラーボックスや段ボールに入れるとさらに良いそうです。
ただし、フタはしない!
発泡スチロールの箱があったので入れてみました。
6. 残しておいたリン酸二水素アンモニウムをベースに乗るようにそっと入れる
ビンを揺らさないように注意!
私、この時点でまだタオル巻いてますが、リン酸二水素アンモニウムの粒を入れる前に取っていいらしい。
あとは結晶が育っていくのを観察しつつただただ待ちます。
ひたすら待って育てるクリスタル
ビンが置いてある廊下を通るたびにちょこちょこ覗いてたんですが、上から見ててもよくわからん。
ってことで、私はここで巻いてあるタオルを取りましたが、なるべく揺らさないほうがいいらしいのでやっぱり上記手順6の前に取るのが正解ですね。
1日経過
丸一日経ったところで真横から見てみると、ちっちゃいのが1本出来てました!
写真ピント合ってなくてすみませぬ。
土台に泡がいっぱいついてるのが気になりますが、沈めた時には出なかったんだけどなー。
3日経過
キットの説明書には1〜3日放置と書いてあったんですが、3日目になってもちっちゃいのしかできてない・・・。
失敗かな〜?
廊下の温度が高すぎるのかな?と保冷剤を置いたりして。
説明書をよく見てみると、水が蒸発することでもクリスタルは育つと書いてあって・・・
あ、廊下に置いたからホコリが入らないよう発泡スチロールのフタしてたから育ちが悪い?
4日経過
廊下に置いてると足元だからどうにも肉眼で見づらいのでリビングに移動してきました。
揺らさないようできるだけそーっとそーっと。
最初にできてた1本が太く長く成長してる〜。
その他はなんだか地を這うように横に伸びてる感じ?
5日経過
相変わらず地を這うような成長ぶりですが、トゲトゲしたものが増えてきてようやくクリスタルらしくなってきた。
土台から外れたところにも棒状のクリスタルができてますね。
7日経過
放置しすぎたのか雑菌が入ったのか、なんか濁ってきたのでそろそろ取り出そう。
クリスタルできました!
ちっちゃいですがなかなか個性的なクリスタルになったかな?
透明感があってきれいです。
パッケージの写真はもっと立派なんだけどこんなに立派なのができる可能性はあるんだろうか?
と思ったら「写真はイメージです」って。
・・・まっ、イメージくらいのができるかどうかは定かではありませんが・・・。
良いものができたと自己満足!
トゲトゲで面白い形のクリスタル。
薄い部分は折れやすいですが、太く成長したやつは結構硬いです。
折れたらやだから強度は試してませんが。
指先サイズだけど、自分で育てたと思うとなんかかわいい。
ダイソー実験キットのクリスタル育成解説
ダイソーのサイエンスキットには説明書も入っていて、結晶の作り方以外にも気温や湿度によって結晶の形に違いがあるということや、なぜ結晶ができるのかといった解説も付いてます。
リン酸二水素アンモニウムは結晶化する時は一方向に伸びていく性質があるらしい。
けど、気温や湿度、お湯の温度の下がり方によって細くなったり平たくなったりもするとのこと。
興味がわいたら3セットくらいを条件を変えて育成してみるのも面白そうですね!
3セットでも300円で済むのが100均キットのいいところ。
また、結晶ができる理由は簡単に言うと、お湯に溶けていたリン酸二水素アンモニウムがお湯が冷めるとともに溶けていられなくなり結晶として出てくる。
さらに水が蒸発していくと溶けていられなくなるリン酸二水素アンモニウムが増えてどんどん結晶が大きくなる。
ということらしいです。
この辺は結晶ができるほかの薬品、ミョウバンや尿素とかと同じ原理ですね。
できる結晶の形に違いはありますが。
なお、実験でうまくクリスタル化しなかった場合は再び溶かして再チャレンジできるので、何が悪かったのか、条件を変えるとうまくいくのか、などを研究材料にしちゃいましょう!
追加実験
できたクリスタルをダンナに見せたところ「小学校でやったわー、できたやつをさらに沈めてめっちゃでかいの作ったら先生がびっくりしてた」という情報をいただきました。
使ったのはミョウバンかホウ酸?だったらしいですが。
じゃあやってみる?ってことで追加実験決定〜。
つまり、出来上がったクリスタルを核にして液に入れたらさらに大きくなるのか、の実験です。
といっても新しいキットを買ったのではなく、ビンのフチにこびりついてたり水の中に残ってる結晶を溶かして再利用でしてみようという何ともせこい方法。
リン酸二水素アンモニウムの濃度がかなり薄まっているのでうまくいくかわかりませんが、好奇心のため実験開始。
ビンなので再加熱は湯せんにしました。
湯温が上がるにつれて、ビンにフチにこびりついてた細かい結晶も溶けていきます。
結晶の粒は溶けたように思えるんですが、水の濁りは取れず。
最初の実験時と同じように冷ましてから、出来上がったクリスタルを投入。
3日ほど放置したところですが、濁っててよく見えん。
上から覗くと雪のような結晶がガチガチになってて、やばい、取り出せないかも・・・。
不安が的中。
ビンにがっちり張り付いててビクとも動かない。
無理に剥がすと折れそうだし・・・
リン酸二水素アンモニウムは常温の水でもある程度は溶けるらしいので、ちょっと水を入れて出せる程度まで溶かしました。
どうでしょうかね?
取り出すために少々溶かしてしまったのでややボコボコになってますが、下に広がってるクリスタルが大きくなってますよね?
薄まった溶液でもある程度は成長してくれるんですね。
でもちょっと濁って透明感が損なわれてしまったかな・・・。
楽しかったのでもっと大っきいの作ってみたいなーと調べたら一番有名なキットがこれっぽいですね。
マジッククリスタル。
ユーチューバーのはじめしゃちょーも作ってた(笑)。
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グリーンが好きなんだけど、ほかの色もキレイだな〜。
迷っちゃうな〜。
ダイソークリスタルキットまとめ
3日くらいでできると思っていたクリスタル育成ですが、なんだかんだで10日くらいかかっちゃいました。
とはいっても準備したらあとは見てるだけだけど。
初めてやったクリスタル育ても楽しかったし、ダンナの小学時代の話も聞けて面白かったです。
ダイソーの100円自由研究キットは子供の興味のきっかけにもいいですし、大人がちょっと楽しむのにもぴったりな商品。
毎年夏前に新作が登場しますが、商品そのものは通年販売されてます。
が、やっぱり夏にやりたくなっちゃうんですよね。
今年も楽しかった〜!
⇒ ダイソーの工作・自由研究キット2020!子供も大人も100円で楽しい!
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